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外壁塗装は美観上だけでなく建物の機能維持のためにも重要

外壁塗装

2017/06/27

建物の外壁塗装には、どのような意味があるのでしょうか。その答えは、単なる美観上の配慮のため、だけではありません。戸建て住宅であれ事務所物件や商店であれ、外壁塗装にはもう一つの非常に重要な意味があります。それは、建物そのものの機能維持、建物そのものの健全性の維持というものです。

外壁塗装が守る建物の価値


外壁塗装の重要な意味の一つに、建物の機能維持が挙げられます。建物というのは常に、屋根だけでなく側壁も風雨にさらされるため、外壁塗装によって、建物の構造体そのものを保護する必要があります。


外壁塗装は風雨や紫外線によって少しずつ劣化します。劣化が進むと塗装面に亀裂が入り、そこから雨水の浸入を招きます。これが、あらゆる建物の構造体そのものを、少しずつ腐食させます。


注意すべきは、腐食しやすい木造住宅だけでなく、軽量発泡コンクリート造りや鉄骨造りの建物であっても、雨水による劣化が進むとういことです。コンクリートや鉄で作られた壁や骨組みなどの構造体も、腐食やサビによってもろくなり、少しずつ破損が進んでいきます。


外壁塗装は単なる美観の維持だけでなく、建物そのものを風雪から保護し、建物の価値を守っているのです。


外壁塗装の種類と特徴、コスト

現在、建物の外壁塗装の主流になっている塗料は、シリコン樹脂塗料です。これはおおむね10年から15年は劣化しません。


かつて主流だったアクリル樹脂塗料は、費用が安い反面、5年から8年前後しか保たないため、現在ではあまり使用されていません。


シリコン樹脂塗料が主流になる前には、ウレタン樹脂塗料が使われたこともありました。こちらは8年から10年前後は機能を維持できるため、アクリル樹脂塗料に比べると耐久性が高いのですが、費用的にもう少しプラスするだけで、より長期にわたって機能を維持するシリコン樹脂塗料が利用できるため、近年は使用するケースが減少しています。フッ素樹脂塗料はさらに長持ちして、15年から20年にわたって機能を維持しますが、費用的に高額になりやすい難点があります。


美しさの維持という意味では、長持ちする塗料の方が、長期間にわたって美観を維持できるというメリットがあります。


事業用建物では、外壁塗装の種類によって減価償却計算も変わる

建物が事業用の建物、例えば商店や事務所、あるいは賃貸用物件(アパートやマンション)などに該当する場合には、外壁塗装の塗料の種類によって、税法上の減価償却計算を行う際の、法定耐用年数に違いがあります。小規模な塗装や部分的な塗装で費用が小さい場合には、修繕費として計上できるため減価償却計算は必要ありません。しかし、建物全体を塗装する際など、建物の価値や耐久性を高める意味合いを持つ塗装を行う場合には、資本的支出とみなされ、減価償却が必要になります。


アクリル樹脂塗料では、法定耐用年数は5?7年です。ウレタン樹脂塗料では法定耐用年数は10年です。シリコン樹脂塗料では法定耐用年数は12?15年です。なお、シリコン樹脂塗料よりさらに耐久性の高いフッ素樹脂塗料は、工事費用がかさむ難点はあるものの耐久性に優れ、法定耐用年数も20年と長くなっています。




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