• コラム

外壁塗装の「浮き」について考える

外壁塗装

2017/09/05

外壁塗装した塗装膜が、浮き上がるトラブルを発生させる場合があります。その原因とメカニズム、そして対策についても考えてみることにしましょう。外壁は厳しい環境に晒されますので、何らかの問題が発生しがちです。塗装膜の浮きも、その一つです。

下地処理について考える

外壁塗装する場合、その下地に問題があって、その問題を充分に解決しないまま塗装を行えば、やがて塗装膜の浮きが発生します。下地の表面に汚れが付着していて下地と塗料とが密着していなかったり、下地の表面が劣化していて強化処理を行わないままだと、やがて塗装膜は浮き上がることになります。下地は、汚れているなら高圧水洗浄を行ったり、劣化した旧塗装膜が残っているならケレン掛けを行ったりして、下地を露出させる必要があります。また、下地本体の表面が劣化し脆弱になっている場合、下塗り塗料を下地の状態に合うものにし、下地に染み込んで下地の強化を行なう必要があります。いずれにせよ、下地に何らかの問題がある場合、その問題を解決しない限り、塗装膜の浮きが発生する可能性があります。


塗装工程について考える

外壁塗装を、下塗り・中塗り・上塗りの3段階で行なう場合で考えましょう。塗装膜が乾燥不充分なままで次の塗り工程に入ると、塗装膜が弱くなります。わざわざ3段階に分けて塗装を行い3層構造にするには理由があり、各段階で強固な塗装膜を形成する必要があります。乾燥不充分なままで塗料を塗り重ねると、それぞれの層に期待れている機能が充分に発揮できません。下塗りが乾燥不充分の場合、下地との密着などの機能が弱まる可能性があり、中塗りが乾燥不充分な場合、塗装膜を強固なものにできない可能性があります。こうなるのは、乾燥不充分な塗装膜が、上から塗った塗料の薄め液を吸い込んで、元の状態にある程度は戻ってしまうからです。塗装膜が本来の性能を発揮できない場合、塗装膜が密着できず浮き上がる恐れがあります。


その他の原因について考える

外壁塗装の浮きは、下地に問題がある場合と、塗装に問題がある場合とがあります。稀に、これらに問題はなく、原因不明となる場合もあります。その場合、外部要因が原因かもしれません。気候や環境が悪すぎて、思いもしないトラブルになる場合があります。気温の寒暖差が激しすぎる場合、外気の湿度が異常に高すぎる場合、地理的理由で日光の紫外線量が多すぎる場合などがそれです。結局、下地本体か塗装皮膜か外部環境か、この3種類の原因のどれかだと思われます。場合によって、これら3条件が複合して、思わぬ結果になる場合もあります。この場合、それぞれの条件は許容範囲にあり、問題ないように見えるのですが、複合することで相乗効果を発揮し、トラブル発生となるのです。単純な原因は予想しやすいのですが、複合原因となると予想しにくいことが多くなります。



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