• コラム

実際にアスファルト防水工事に用いられている施工技術

防水工事

2017/09/14

防水工事が必要な場合、工事の種類として選べるのがアスファルト防水工事です。アスファルトというと道路を思い浮かべるものの、実は防水工事にも使用されます。このアスファルトの防水工事には、どのような工法があるのかを見ていきます。


耐久性に優れる熱工法のアスファルト防水工事

アスファルトは、水を通さない防水性に優れた性質を持った素材です。その性質を活かし、アスファルトを防水工事に用いた工法が確立されています。この防水工事の種類として一番歴史があるのが、熱工法です。熱工法は、紀元前の時代から行われてきた実績ある工法です。熱工法による防水工事の方法としては、まずアスファルトの素材を高温で熱し溶解させます。さらに建物の浸水を防ぎたい部分に対して、溶かしたアスファルトでカバーします。この防水工事は非常に耐久性に優れ長持ちするものの、アスファルトを溶かした際に生じる臭いや煙が難点です。また素材を溶解させるための熱の管理が難しいため、熱工法での防水工事には技術力が求められます。


短時間で施工可能なアスファルト防水のトーチ工法

アスファルトによる防水工事では、臭いや煙が問題です。そこで、臭いなどの問題が発生しない工事の方法も開発されています。その一つがトーチ工法です。トーチ工法では、合成繊維の布にアスファルトを染み込ませて作られた防水シートを使用します。防水が必要な部位にシートをかぶせ、バーナーを使いながら接着させていきます。トーチ工法でのアスファルト防水工事は、作業工程が少なく短時間で防水工事が済むというメリットがあります。またアスファルトシートを一層だけ用いて防水工事を行うのであれば、費用が抑えられるのも利点です。その一方で、アスファルトシートを使って完全に防水するためには、トーチの扱いに高い施工技術が必要です。


狭く複雑な場所にもアスファルトで施工可能な常温工法

防水工事にアスファルトを使った手法では、種類として常温工法も採用できます。常温工法の特徴は、常温状態で液状であるアスファルト素材を用いる点です。熱工法のように高温でアスファルトを溶かす必要がないため、加熱の際に生じる臭いや煙が生じません。耐久性も十分に高く、長期間に渡り防水性能を発揮します。さらに、液状のアスファルトを用いるため、狭い複雑な場所でも施工できるのがメリットです。ただし常温工法による防水工事では、重量がかさむ問題はあります。アスファルトの層を何重にも重ねて施工するため、他の防水工事と比較して重さによる建物への負担が大きいです。耐久性の低い建物や老朽化した建物への施工には、事前の調査が必要です。


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