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外壁塗装のクレームから学ぼう!

外壁塗装

2018/04/10

家を長持ちさせるために欠かせない外壁塗装。しっかりと計画してタイミングも合わせて依頼をしたのに、仕上がりがとんでもない状態になってしまうことが稀にあります。どうしてそのような問題が起きたのか、問題を回避するためにすべきことは何か、実際のクレームを元に解説します。

想定していた仕上がりになっていなかった!

外壁塗装を行った際に発生しやすい問題の一つは、「施主が想定していた仕上がりと違っていた」というクレームです。


悪質な業者が、未熟な技術で作業を行ったというケースもありますが、もっと一般的なケースに「色見本などを見て検討したが、仕上がりを見たら想像とは異なっていた」などという問題があります。


外壁塗装を行う際は、用いる塗料の選択と共に、色についても検討する必要があります。カラーバリエーションは豊富なので、多くの場合は冊子になった色見本を片手に選択することになります。ところが、この色見本は大きくてもA4サイズです。小さい状態では薄暗く落ち着いた色味に見えても、面積が大きく日の光に晒された壁に塗ると、かなり明るく感じる傾向にあります。


このような問題はごく普通に発生するので、二〜三にしぼった候補の色で、実際の外壁などに試し塗りをしてくれる業者を選ぶと安心です。


工事完了後、僅か数年ではがれてしまった!

家の立地や気象条件などにも大きく左右されますが、定期的な外壁塗装をすることによって、およそ5年〜10年は美しい壁の状態が保たれると考えられます。ところが、外壁塗装のメンテナンスを実施した後、僅か1年にも満たないうちに「はく離した」「色があせた」といったクレームが発生してしまうことがあります。


このような問題の多くは、塗装を行う際の下処理(洗浄作業・下地塗装)において手抜きがあった場合や、塗装の回数や塗料が不足していた場合に発生すると考えられます。つまりは、適切な工事を業者が怠った可能性が高いのです。


できる限り良い業者を探すポイントの一つとして、「作業工程を写真や資料できちんと提示してくれること」があげられます。見積もりの段階で「どのような作業に、どのような費用がかかるのか」を提示してくれる業者は、作業においても情報を開示してくれる傾向にあるのでおすすめです。


お隣さんから怒鳴り込まれてしまった!

塗装に関するクレーム以外に発生しやすい問題は、隣家など近所の人からのクレームです。外壁塗装は二階建て以上の場合、足場を組んで作業をすることになります。また、塗装を行う壁を高圧洗浄し、下地や塗料を何度も重ねて塗らなければなりません。


自宅の外壁塗装をしている場合は我慢できても、隣家の工事の影響で洗濯物が干せない、音がうるさくて気になる、といった状況に置かれると多くの人は苛立ちを覚えることでしょう。


こういったクレームを生まないために大切なことは、工事開始前の挨拶です。施主である家主や家族が率先して行うこともありますが、業者が粗品と共に挨拶周りをするのが一般的です。「ちょっとの作業だから大丈夫ですよ」などと言って対応してくれない業者は、避けることをおすすめします。万が一、近隣へ迷惑をかけてしまった場合でも、対応して貰えない危険性もあるためです。





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