• コラム

外壁塗装での臭い対策を考える

外壁塗装

2018/04/24

外壁塗装工事では、その工事期間中の強い臭いが問題になることがあります。塗料の中には、不快な臭いを発する物質が含まれていて、乾燥時にその物質が気化して周囲に広がります。室内と違って外壁なら、外気にさらされて臭いは薄まるはずですが、それでも問題になることがあります。


外壁塗装の工事期間の問題

外壁塗装では、まず下塗りをしてから乾燥、次に中塗りをしてから乾燥、最後に上塗りをしてから乾燥、細かく分ければ6段階の工程(日程)となります。単純にそれぞれを1日でこなすとしても、合計で6日間、塗料が強い臭いを発し続けることになります。7日目以降でも多少は臭うでしょうが、近付かない限り、問題となるほどではないでしょう。問題は工事期間の6日間で、自家と隣家とで問題が発生する可能性があります。臭いが気になるかどうかは個人差があり、自家は我慢できるとしても、隣家は我慢しなければならない理由は少ないわけで、苦情を受ける可能性があります。隣家の事情を考えての対応も、場合によって必要になります。その場合、隣家に工事方法や予定日数をも含めて、事前の事情説明が必要となるでしょう。


水性塗料と油性塗料との臭いの違い

塗料の臭いは、塗料中に含まれる成分が蒸発し、その蒸発成分が鼻の粘膜を刺激することで起きます。水性塗料であれば水が蒸発しますし、油性塗料であれば有機溶剤(シンナー)が蒸発します。厳密に言えば、水や有機溶剤以外の成分も微量ながら蒸発し、不快な臭いの一部になります。とは言え、臭いの主要原因は有機溶剤です。ですから、外壁塗装工事での臭いをできるだけ少なくしようとするなら、水性塗料を選ぶことになります。ただし、水性塗料は、油性塗料と比べて耐久性が一般的に低いので、水性塗料の中でも比較的耐久性の優れるタイプを選ぶ必要があります。耐久性は、水性か油性かだけで決まるわけではなく、含まれる合成樹脂の種類が大きく関係しています。


水性塗料で耐久性の高いのは何か

耐久性を重視するなら、まず耐久性の低いタイプを除外することから始めます。水性塗料で耐久性の低いのは、アクリル系です。直射日光が降り注ぐ外壁に、紫外線に弱いアクリル系を使うのは、なるべく避けた方が良いでしょう。アクリル系(水性のみ存在)よりも水性ウレタン系が優れています。また、水性ウレタン系よりも水性シリコン系が優れます。ただし、耐久性の高いものほど塗料が高価になります。予算との兼ね合いで判断しなければなりません。外壁塗装の臭い問題は、使える予算も関係してきます。なお、水性塗料と言うのは、正確に言えば「水中油滴型エマルジョン塗料」のことであり、「油滴」の中に顔料や合成樹脂や有機溶剤が含まれていますので、少しは有機溶剤の臭いを出します。



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