• コラム

雨の日の外壁塗装工事の問題と対策

外壁塗装

2017/07/04

原則として言えば、雨の日の外壁塗装には問題があります。ただし、大雨は別にして小雨程度なら、塗装工事が可能な場合もあります。天候の状態や施工の段階や塗料の種類あるいは施工の方法を勘案し、万全の体制で臨めば、施工が可能になります。


雨の日の外壁塗装工事で、起こり得るトラブル

未乾燥の状態で雨が塗装面に当たれば、塗料が流れたり水玉模様になったりして、施外壁塗装工事の明白な失敗となります。仮に、水滴が塗装面に直接当たらなくても、雨の日であれば湿度がかなり高いはずです。その湿度が塗料メーカーが指定している限度を超える可能性があり、その時は本来の性能を発揮しない塗装膜が形成されてしまいます。具体的にどうなるかというと、空気中の湿気が未乾燥の塗料に作用し、表面を白く濁らせることがあり、また美観の不良だけでなく、密着度不足や強度不足になり、後々の塗装膜の浮き上がりにつながります。悪条件下で塗料が乾燥すると、その悪条件を反映した塗装膜の形成がなされるのです。塗り重ねるにしても、雨の日に施工した塗装膜だけ異常な状態で乾燥していて、その層でトラブルを発生させる可能性があります。


雨の日でも塗装可能な条件とは何か

塗料は日々改良されていて、従来なら施工できなかった悪条件でも、施工可能なものが登場しています。短い時間で乾燥し、小雨程度なら外壁塗装ができるようになりつつあります。下塗り用の塗料の中には、雨天の場合には強化剤を混入することで対処しているものもあります。ただし、このような特殊塗料は、ほんの一部に限られ、大部分の塗料は雨の日でも施工できるような工夫をしていません。殆どの塗料は、気温5度以下または湿度85%以上での施工を避けるように指定しています。雨の日には、湿度が85%以上になる可能性が高く、施工を避けるべきだと思われます。逆に言えば、風が吹いておらず小雨程度であり、湿度が許容範囲にあり、塗装する外壁の周囲を養生シートで保護するなどすれば、施工できます。


雨の日でも塗装が行われるとすれば、その理由は何か

外壁塗装工事では、雨の日を避けるべきですが、やむを得ず行われる場合が、現実にあります。ことの良し悪しは別にして、なぜそうなるのかを考えることにしましょう。どのような工事でもそうですが、工事には工期があり日程があります。作業者は、複数の工事現場を渡り歩くわけで、スケジュール通りにしないと、しわ寄せが次々と連鎖的に起こります。また、外壁工事では足場を組むことがありますが、レンタルの足場であれば、工事が伸びることでレンタル料が余計に掛かってきます。下請けの塗装職人であれば、稼ぎが少なくなります。これらのことを考え合わせると、余裕を見た工期を考えることも必要になって来ます。それだけで問題解決になりませんが、いろいろなことを考えに入れて日程を組む必要があります。

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